あのクソ野郎との出会いは高校の入学式、そう大事なあの日忘れることもないあの日だ。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。遅刻するぅぅぅぅ!!」


私、天音永遠は今日この日、高校生になります!!


そして、今は遅刻寸前であります!!



「ふぉぉっ!!お兄さ、あぶなぁぁあい!!」


ダッシュで走る中前には長身の男の子が、って思った時にはもう手遅れ。


「はぁ?って……ドスン!!」