「……っ…マジやべぇ…////」
「き、恭也…」
恭也は、私の顔を見ては抱きつき
私の顔を見ては抱きついているのを繰り返していた
「恭也もカッコイイよ…////」
「俺は、こんな格好似合わねぇよ
しかし、キツイな…」
「…っ…////」
恭也は、私の身体を離すと
ネクタイを緩めていた
その仕草にも私はドキッとした
雑誌などで、彼氏がネクタイを緩める姿がカッコイイと書いてあったが…
それ分かる気がする!
恭也、ものすごくカッコイイもん!!
「ん?どうした?」
「な、なんでもない…っ」
しかも、恭也のこの甘い顔で見つめられたら……
カッコよすぎて倒れそうだよぉ…っ!
その顔を見せるのが私だけと思うと…
すごく嬉しい…
「蛍、俺のものになる覚悟は出来てるか?
俺の家系を知っているだろ?
蛍が狙われる可能性は大いにある
それでも、俺の傍にいてくれるか?」
恭也は、さっきとは違い真剣な表情で私を見つめて言ってきた
「フフッ…
今さら嫌なんて言わないよ
もし私が狙われても、恭也…
恭也が私を守ってくれるんでしょう…?」
「勿論だ
お前を、誰にも傷つかせねぇ
蛍を傷つかせていいのは、俺だけだ」
俺だけって……
恭也って、恥ずかしいこと…さらっと言うよね…?
でも、嬉しいんだよなぁ…
「私は恭也から離れるつもりはないよ?
でも、もし私が恭也を拒んだら、どうなるの?」
「離さねぇ…
無理矢理にでも俺の傍においておく」
怖いなぁ…
恭也なら、私を離さないように監禁しそうだね…
でもね、恭也…
私は、そんな恭也でも大好きなの…
束縛されても…
それは恭也が私のことを愛してくれているって証拠でしょう?
私は、恭也なら束縛されても嬉しいんだよ…
「好きだよ…大好き…
愛してるよ、恭也…」
「俺も愛してる」
恭也はそう言って私に優しくキスをしてくれた