ーー 次の日 ーー



「敦、なんだよ!昨日の…き、き…」


「キスか?」



「そ、そうだ!
なんで、あんなことしたんだよ!!」




朝早くに洸は、倉庫で眠っていた俺を起こして顔を真っ赤にさせ怒鳴っていた




「したかったんだよ、お前と……」


「……っ…し、したかったって…」




好きだから……とは言えない…
やっぱり、俺はフラれるのが怖いからだ…

好きだと言わなくても、もう手遅れだが…
言えないんだ…

洸を今よりも困らせたくないから……




「嫌だったか……?
気持ち悪かったか……?」


「敦……」




ごめんな、洸……
俺は、やっぱり…

お前を親友として見れねぇよ…