『蛍、入るぞ?』



ドアの外から恭也の声が聞こえてきた



き、恭也来ちゃった…っ!



「どうぞ…」


「………っ…」



恭也はタキシード姿で部屋に入ってくると
私を見て固まって、その場に立ち尽くしていた



な、なんで何も言わないの!?
やっぱり、私…変!?

しかも恭也…
すごいカッコイイ…////



「蛍……」


「な、何…恭也」



恭也は、しばらくして
私の名前を言うと、少しずつ近づいてきた



こ、怖い…
何言われるんだろう…っ!



「……っ…反則だろ…」


「えっ?は、反則?」



ど、どういうこと!?



恭也は、そのまま私を抱きしめて
はあ…とため息を吐いていた



「やべぇ……蛍、マジ綺麗だ…」


「き、恭也…」


「チッ。こんな姿の蛍を
他の奴等に見せなきゃならねぇなんて…っ」


「……っ…////」



恭也は、私の耳元で囁いてきて
言葉とその行動に私はドキッとした