パーティー会場に入ると……




『お、おい…っ
あれって、アキラさんじゃないか…っ!?』


『嘘だろ……
何年ぶりだよ…』


『あっ、あの隣にいる女の人って…
まさか、アキラさんの……コレか?』


『美男美女ってこういうことなんだな……』




周りの方々は、私と遥ちゃんを見て
こそこそと話し始めた





まあ、私は何年もの間こういうパーティーに参加していないですからね……

噂されるのは、当たり前ですか……





『アキラ様……っ!!
お久しぶりです!私のこと覚えていらっしゃいますか…っ!?』


『アキラ様…っ!!
私、ずっとアキラ様に会える日を心待ちにしていましたのよ〜!?』


『アキラ様、相変わらずお美しいですわね…っ////』




「皆様、お久しぶりです
今日は、このようなパーティーにご出席していただきありがとうございます

今日は、楽しんでいってください」





私の周りにご婦人の皆様が集まり
私は、簡単な挨拶をすると遥ちゃんの元に足を運んだ





「モテモテだね、アキラ〜」


「茶化さないでください」




遥ちゃんは、ニヤリと笑うと
また、先ほどの蛍ちゃんみたいな役に入った




すごいな、遥ちゃん……

一瞬で、役に入るなんて……


演技が得意というだけはある