そして…
パーティー当日……
私は、遥ちゃんが司と同居しているマンションに向かい
マンションの前で遥ちゃんを待っていた
遅いな、遥ちゃん……
私が遥ちゃんと一緒に待ち合わせ時間を決めたのにも関わらず
遥ちゃんは、未だに家から出て来ていない
私は、仕方ないと思い
司と遥ちゃんが住んでいるマンションの一室のドアまで行き、チャイムを鳴らそうとしていたら……
『早く行けって、遥…っ!』
『えぇーー、折角…
司がこの僕の格好気に入ってくれたのに〜
イチャイチャはなし〜?』
『馬鹿っ…!気に入ってねぇよ!
いつもの遥よりは……
綺麗だな…って思っただけだ…っ!』
『なんだよ、それ〜!
いつもの僕は、綺麗じゃないってこと〜!?』
ドアの奥から、遥ちゃんと司の騒がしい声が聞こえてきた
はぁ……
これは、しばらく時間がかかりそ………
『だぁーーー!もう行け…っ!』
『あっ…つか……あれっ…?』
「…………こんばんは、お二人とも」
司が遥ちゃんに対して照れたのか
遥ちゃんの背中を押して、ドアを開けたみたいで……
遥ちゃんは、私とぶつかると
私を見上げ驚いた表情をしていた
ドアを開けた、司も
私がドアの向こうにいるとは思わず驚いた表情をしていた
私は、そんな二人の表情を可笑しいと思いながらニコリと笑って挨拶をした