〜 アキラ 視点 〜





遥ちゃんが、こう言ってくれたのは正直嬉しい…

だけど……


遥ちゃんの性格では……

両親が納得するかどうか……




「遥ちゃん、あの……
パーティーの際には、その性格を抑えて……」



「ああ、大丈夫だよ。アキラ
僕って演技は得意だからさ〜

お淑やかな性格を演じてあげるよ〜」



「それなら、いいのですが……」




本当なのだろうか……?
いや、遥ちゃんが演技は得意なのは何度も見ているので、その実力は疑ってないのだが……

それをパーティーでしていただけるのだろうかと不安になる……




「私より遥の方が良いと思うから
遥に任せて大丈夫だと思うよ」




いやいや……
蛍ちゃんの方が私としては良かったのですが……


無理矢理は、良くないですからね……


遥ちゃんに任せますか……




「お願いします。遥ちゃん」


「任せといてよ、アキラ〜♡」




はぁ………

心配です……