「じゃあ、いいよーだ!
洸は、このゲーム不参加ね!」
「最初から、そんな阿呆らしいゲームする気ねぇよ!」
「じゃあ、蛍…僕とやろう?」
「えっ…わ、私は……」
や、やりたくない……
だけど、ここで遥の誘いを断ったら…
後で遥に何をされるか…
「ほら、みろ!
蛍だって、こんな馬鹿げたゲームやらねぇってよ!」
えっ……!?
こ、洸……!そんなこと言ったら……
「へぇ……
やらないんだ?
じゃあ、いいよ
僕、恭也と敦と遊ぶから」
「………えっ…!?」
「お、おい!!
な、なんで敦と恭也と遊ぶんだよ!」
「だって〜
司が相手にしてくれないなら
他の奴等と遊ぶしかないでしょう〜?
敦と恭也なら、僕のタイプだし〜
まだ落としてないから、遊べるでしょう〜?」
「ま、待って……遥!
私、そのゲームやるから
やるから、恭也には手を出さないで…っ!」
遥が本気で恭也を狙いに行ったら……
恭也は、もしかして遥を好きになってしまうかもしれない……
怖い……
恭也には、出来る限り遥に近づかないようにしてもらいたい……!
「お、お前…っ!
敦も落とそうとしてんのか!?」
「そうだよ〜
敦って……
顔もイイし、カラダもイイし〜
何より、性格がイイでしょう〜?
なら、僕が敦を狙うのも分かるでしょう〜?
あーあ〜
敦をどう落とそうかな〜?
敦ってああ見えて、大人の恋愛とか知らなそうだし〜
僕が色々教えてあげて、僕に夢中にさせてあげようかな……?♡」
「お、おま……っ!ふ、ふざけんな!!
敦は、そんな……お前に落ちるような……」
「分からないよ、洸〜?
敦は、男なんだよ〜?
男なら、女のカラダに興味を持つのは当然でしょう〜?
僕って…
他の女よりは絶対に上手いと思うし〜
夢中になっちゃうんじゃないかな〜?♡」
「お、お前…っ!」
「今するこのゲームで僕が敦を落としてあげるよ〜?
あっ、洸は参加しないんだよね?
なら、敦はもらっちゃうね♡
敦が僕に夢中になったら……
もう、洸とは喧嘩してくれないかもね〜?
洸より僕を優先するに決まってるから〜」
あっ………
遥、洸に罠をかけたね……