海に着くと


私は、ただ真翔についていった。


「真翔、どこまでいくの?」


と聞くと急に、


真翔が、


振り返り

「七星、さっきなんで女の子たちと遊んだらって言ったの?
俺は、七星と居たいから遊園地に行ったのに。」


そういう真翔は、


泣きそうになっていた。


「真翔、ごめんね。

私何も考えてなくって

真翔は、考えてくれてたのに。」


「七星」


「でも、しょうがないよ。

私まだ疑ってるもの。

真翔は、私なんかじゃなくって違う女と来たいのを私が邪魔したのかなぁって」

「七星、なんにも気づいてないんだな。」


「何が?」

「俺は、ずっと前からお前のこと好きだってこと…」



「はぁ。

真翔正気?

私は、地味だし、学校でいつもひとりだし。」


「お前、好きで一人でいるわけじゃないよな。

だから、月曜日から

七星は、俺の隣にずっと居ればいい。

わかった?」


「考えさせて」


「七星、お前に拒否権はない!」


「なんで?」


「これは、決定事項だから!」


「わかった…

でも、嫌になったら逃げる。」


「うん」


「じゃあ、星みるか!」


「うん!」