今日はいつもより機嫌が悪い西岡先輩。


何か言われたのかな…?


桐山先輩もそれを察知したのか、いつもなら話しかけるのに今日は話しかけない。


桐山先輩も空気読むんだね。



「みんなお疲れっす!あれあれ、翔太郎先輩なんか機嫌悪いっすね〜。何かあったんですかー?」



いきなり登場して全く空気を読まないあいつを桐山先輩と思いっきり睨んだ。



私達の睨みとオーラで分かったのか、ヤバいという顔をしている新。



「別に何もねーよ。ただ…」


「ただ?」


「ももたが俺よりあいつに懐いててムカついただけ」


「「ももた……?」」



新と首を傾げていると、急に声を上げて床をバンバン叩いて笑っている桐山先輩。