「翔太郎、柚子じゃなくて普通の彼女なら今頃すげえ殴られてたぜ」


「柚子ちゃんでよかったすね。自分の誕生日すら忘れる人で」



翔太郎の肩をポンと置きながら言ってる桐山先輩と新。



「褒めてんのか貶してるのかどっちなのよ。しかも、私は普通の彼女じゃないわけ!?」


「だって、なぁ?」


「ですよね〜?」



2人で顔を見合わせてウンウンと頷いている2人。


腹立つー!!

はっきり言いなさいよね!!


私達のやり取りを見ていた翔太郎がため息をついて



「お前らなぁ、柚子は普通の女子高生じゃないんだから当たり前だろ」


「うわぁ、翔太郎先輩が1番キツイですね」


「さすが、現毒舌野郎」