しつこいな……!


早く帰れよ……



未来さんの方をチラッと見るとイライラしているのが、思いっきり顔に出ていた。



「おい、てめーら。さっきから無視しやがって調子乗ってんじゃねーよ」



そっちから話しかけてきたくせに、急にキレだした。


めんどくさっ!


変な奴らにナンパされたな……。



すると、スマホを机の上にバンっと音を立てて置いた未来さん。


ポカンとしているチャラ男たち。



「あ?それはこっちのセリフだよ!生憎、あんたらには1ミリも興味ないから。私達、あんたらよりよっぽどかっこよくて素敵な彼氏いるので。ね?」


「はい!こんなところでナンパするあんたらよりすごくかっこいいので、他当たってくださーい」



ニコッと笑い、再びスマホを見た。