女の子の声が聞こえてきて振り返ると、超絶美人の女の子が立ち上がっていた。



「翔くん……、覚えてない……?」



翔くん……?


この中で翔がつく名前と言えば……



「翔太郎、知り合いか?」


「いや、記憶にない」


「私だよ!桜だよ!」


「桜……?お前桜なのか!?」


「そうだよ。久しぶりだね」



超絶美人の女の子と知り合いらしい西岡先輩。


訳か分からなく、桐山先輩と首を傾げていると



「こいつ、俺の幼なじみの福本桜。」


「お前こんな美人と幼なじみなのか!?羨ましすぎるだろ!」


「俺もビックリした。小さい頃は男勝りで女らしさゼロだったからな」


「ちょっ、翔くん!そんなことバラさないでよ!」


「本当のことだろ」