自己紹介が終わり、女の子たちの顔をチラッと見た。



やっぱりね……。


顔を赤くして、小さな声でキャーキャー言っていた。


もちろん顔が赤くなった原因は、私の両隣にいる先輩たち。


はぁ、先輩たちって罪な男だ……。




ん……、あれ?


よくよく見るとあの綺麗な人の様子がおかしい。


目を見開いてこっちを見ている。


そんなにビックリするほど、イケメンなのかな?


それとも他の理由……?



「ゆーず。行くぞ」


「あ、はい」



桐山先輩に話しかけられ、周りをキョロキョロ見た。


もう話が終わったらしく、副校長先生はいなくて先輩たちと会議室から出ようとイスから立ち上がろうとすると



「まっ、待って!」