ガラガラッというドアを開ける音と共に入ってきたのは、同じクラスの都筑くんと、確か隣のクラスの谷口さん。
男女一人ずつと言う事に、何をしに来たのかが何だか予想が簡単についてしまって、
直ぐさまカウンターの奥のスペースへと身を潜める。
中、高と同じ学校の彼が凄くモテるということは人の恋愛沙汰には疎い私でも知っていた。
月に何回も告白をされていると聞く彼は、その告白を全て振っているらしいということも。
そして、一緒に入ってきた彼女も彼と同じ様にモテるらしい。
高校から一緒になった彼女だけれど、どこか守りたくなるような彼女の雰囲気はどんな男の子でも好きになってしまうのだろう。
都筑くんは、やっぱり振っちゃうのかな……。
彼を見守ってとあの子にお願いされた私からすると、さっさと彼には誰かと付き合ってもらいたい。
だけれど、実際彼が付き合ってしまうと私は彼に対して失望するんだと思う。
「都筑くん、好きです」
「……ごめん、俺は好きじゃないんだ」
その声に、少し安堵した。
男女一人ずつと言う事に、何をしに来たのかが何だか予想が簡単についてしまって、
直ぐさまカウンターの奥のスペースへと身を潜める。
中、高と同じ学校の彼が凄くモテるということは人の恋愛沙汰には疎い私でも知っていた。
月に何回も告白をされていると聞く彼は、その告白を全て振っているらしいということも。
そして、一緒に入ってきた彼女も彼と同じ様にモテるらしい。
高校から一緒になった彼女だけれど、どこか守りたくなるような彼女の雰囲気はどんな男の子でも好きになってしまうのだろう。
都筑くんは、やっぱり振っちゃうのかな……。
彼を見守ってとあの子にお願いされた私からすると、さっさと彼には誰かと付き合ってもらいたい。
だけれど、実際彼が付き合ってしまうと私は彼に対して失望するんだと思う。
「都筑くん、好きです」
「……ごめん、俺は好きじゃないんだ」
その声に、少し安堵した。