ケーキを食べ終わって、一通り話して・・


仕事終わりにあったから、気づいたら
もう21時を過ぎていた。



「鳴海さん!門限、大丈夫?」


どうしよう、楽しくて時間を忘れてた!


私が一人わたわたしていると




「-大丈夫。今日は外泊届出してきたから。」


鳴海さんはぎゅ・・・と私の手を握って、耳元でささやいた。




「がい・・・はくとどけ?」

そっか寮生活には、そんなのがあるのか。。


びっくりして呆けた顔をしている私を見て


鳴海さんはふふっと笑った。



「会えない時間、寂しいのは俺だって同じだよ。
さゆちゃんの笑顔を思い出して、なんとか頑張れてた。」



「今日は朝まで一緒にいて、さゆちゃんをたくさん甘やかしたい。
・・・いいかな?」



ぎゅっと抱きしめながら、そういわれてドキドキしながら
「・・・いいです」とだけ答えた。