「それは、たぶん門限が近くてヤバかったんじゃないか?」


「門限!?」


デートの帰り、悶々としてしまった私はゆんちゃんちへ行き
竜兄へ相談した。



「そう。寮生活で門限破ると連帯責任で他のやつにも迷惑かけるから
大変みたいなこと前話してたぞ」



・・そうなんだ・・

門限とかあるの知らなかった・・



「でも、鳴海のことだから普段は抜かりなくやってるはずなのにな~
今回は楽しくて時間忘れちゃったのかな?」


にやにやした竜兄をきっと睨み付け、

「お邪魔しました!」

と、私はゆんちゃんちを後にした。