_____勝負の決着は

尾田のチームが勝利した。
残り数秒のところでシュートを決めたのだ。

「応援ありがとっ」
「わぁぁっびっくりした〜…」

後ろから尾田がすっと出てきたので私は大きな声をあげてしまった。

「がんばれって言ってくれて…
嬉しかったっ」

と、自分で言っておきながら照れていた。

「ううん。応援しただけだよ。
尾田すごくかっこよかったよ。」

なんて言ってみたら尾田は満足そうな笑顔をしていた。

そんな尾田の笑顔にドキドキしている自分がいた。

この日、私は確信した。