隣の君に。

一週間くらいたってその席にも慣れてきた頃____

私達は授業中、4人で先生に見つからないように喋って、遊んでいた。
ちょっとしたゲームをしたり、じゃんけんをしたり。

その後、私と由花はノートをとるために
遊びから少し抜けていた。

「尾田〜！田山〜！何喋ってるんだ」

と、先生が怒りながら叫んだ。

「そこ！席変われ！」

そう先生が言ったので
由花と尾田が席を変わることになった。

私は心底由花と離れたことを悲しんでいた。
そして由花も私と離れたことを悲しんでいた。

次の休み時間、由花は尾田と圭也を怒りに行った。

「なんで見つかってるのよっ」

と、頰をふくらませながら怒っていた。
私はそれが面白くて可愛くて思わず吹き出してしまった。

「もうっなんで笑ってるのっ」

と、また頰をふくらませていた。

すると尾田が

「ごめんっ！！」
「ごめん〜」

と、尾田に続いて圭也も謝ってきた。

「まぁよかろう。」

なんて由花がふざけたのでまたみんなで笑い合っていた。