ついにこの日が来てしまった。
今日は卒業式の前日。
茉莉に説得されて告白することになっていた。
もし振られたとしても明日しか会うことがないから気まずくないという茉莉の配慮もあった。


そして放課後になった。今日告白することがなぜか亜子に知れていたけれど
今回ばかりはなぜか協力的だった。

亜子は同じクラスで席が近いので尾田のことを呼び出してくれた。

「茉莉！亜子！やっぱり無理〜」

と、私が嘆いていると結局を呼び出した場所に追い詰められて逃げようとしたら尾田が来てしまった。

そしてついに何も言えずに5分くらい黙っていると

「どうした？」

そう声を掛けられた。
そして私は

「好きです。付き合って下さいっ」

そう伝えてしまった。