それからも亜子は私に“弘輝がね”と何度も何度も言ってきた。

私は軽く流していたけれど本当は夜1人で泣いてしまうくらい辛いことだった。

でも、今日は少し違った。

「今日理科の席替えでね。
弘輝と同じになったんだけど」

あぁまた始まった。そう私は思った。
すると亜子が

「やっぱ弘輝ってかっこいいよね」

そう私に言ってきた。

私はえ?どうゆうこと?なんで?

動揺が隠せなかった。