「よぉ…佳奈…」


いつも…電話してたけど…


生の勇斗君の声…

すっごく安心する…


「お帰りなさい…勇斗君…」


「ただいま…」


見た目は少し変わってるけど…


雰囲気と優しい瞳は変わらない…


「来いよ…佳奈…」

勇斗君が思いっきり両手を開いた。



私は走って愛しい人の胸に……飛び込む…


「待ってて…くれたんだな…」


「当たり前だよっ」


私の中から勇斗君が消えた事は無かった…















『感動の再会ね…』


『てか完璧俺ら忘れられてない?』


『せっかく受験勉強投げ出して来たのに…』






『お兄ちゃんのケーキやっと食べられるね。』


『うん!』