「竜也先輩、やっぱり何かお手伝いします」



私は先輩に思い切って、話しかけた。



先輩は、手を止めた。



「いや、特にない。帰れ」



やっぱりいつも以上に怖いよ。




「………」



気付くと生徒会室に、私と竜也先輩の二人だけになっていた。




「花子いい加減帰れよ………って、何で泣いてるんだよ」、



「竜也先輩、私…先輩を怒らせてますよね?」



泣きながら私は先輩を見つめる。



泣き虫だなぁ、私は。



メンタル弱すぎだよね…