一時間で終わるであろう、私の予想は遥かに越えて三時間経った今もまだ完成はしていない。
資料をパソコンへ打ち込んでいる間に、生徒会のメンバーは皆続々と帰っていく。
なっちゃんも、応援しながら帰ってしまい、残ったのは私と達也先輩だけ。
黙々と仕事を進めていき、何とか完成し達也先輩にチェックしてもらう。
「……いいだろう。印刷しておけ」
「よかった……!!」
「花子、印刷とっとと終わらせろ」
「は、はい」
急いで印刷にとりかかった。
はー。すごく遅くなってしまった。
こんな時間まで、達也先輩も残って貰って本当申し訳ないよ。
私って、本当役に立たない奴だなぁ。