「み、見ないで下さい……っ」



私、今顔が熱いから絶対顔赤い。



きもいって思われたらどーしよう。



あー、やだやだ。



先輩の方を見れず、下を向く。



「今度は恥ずかしい顔してる。コロコロ表情変わるな」



「…………」



私は黙ったまま、ひたすら歩き続ける。



早く駅に着くことを願いながら。



先輩からビシビシ視線を感じる。



もうやだ、この人!



人の心を見透かすような感じ!