「……非常階段に居ること
誰にも言わないで」


あの場所が無くなったら、お昼食べるとこ無くなっちゃう……



「……今のことも、忘れて」


そう言い捨てて私は教室を出た



自分の席に置いてあるカバンを取りに行き、いつものように店へ行く。


「……うっ……ふ……」


今さら涙が出てきた

押し倒されただけで泣くなんて

本当に私は
いつまでこんなに弱いんだろう