「……顔色、すげぇ悪いよ」 黒髪 長身 奥二重の大きな瞳にスッとした鼻筋 間違いなくイケメンの分類に入る ……なんて、分析してる場合じゃない 机から起き上がり、椅子に腰掛ける 「はぁ……はぁ……」 消えて無くなれ 私の中の記憶 額に汗が浮かぶ 深く息を吸い込んで どうにか落ち着こうとする