「本当なのか?」


「いえ……私、昨日はずっと家に居ました」


「それを証明できる人は?
……確か、お前の両親はほとんど家に居ないそうだな」


どうしよう……
退学?ここまで来て?


「……1つだけ、手がある」


先生の口元が緩む
それと同時に、太くて毛深い腕が私を机の上に押し倒した


「え……」


びくともしない力に
背筋が凍る


「……お互い、秘密を作ろうか
これでおアイコだ」