「ちょっといいか」


言われるがまま空き教室に連れていかれる


カーテンが全て閉まっていて
薄暗い


「お前は成績はいつも3位以内だし
特別、欠席が多いわけでもない」


「はい……」


それはどうも
と思いながら、先生の目をじっと見る


「しかし、今朝な
そんなお前を深夜に繁華街で見たという連絡が入った」


ドクンと
心臓が嫌な音を立てる