「旅行なんて初めてだから、迷っちゃう。ユウジは行きたいところは?」
真衣子の声が、自然と弾む。
「初めてなの? でも、前の例の彼は、わりと付き合い長かったよね。どこにも行かなかったの?」
「近場のデートはしたけど、旅行は一度もないんだ。だからユウジと行けるのは嬉しい」
テンションが上がりすぎて、思わず素直にそう漏らしてしまう。
ユウジは、真衣子のその顔を見て、ニコッと笑った。
「真衣子さん、ほんと可愛い。それにピアス、いつもつけてくれてるの? やっぱりすごく似合ってる」
ピアスを持ち歩いてて良かった。真衣子は、彼の嬉しそうな顔を見て改めてそう思う。
「うーん。行きたいところかぁ。温泉で真衣子さんと一緒にお風呂入りたいって言ったら、そうしてくれる?」
ユウジが少しいじわるそうに言う。
付き合って一年、体の関係も泊まりも許した真衣子が、唯一拒んでいるのが、一緒に入浴することだった。
理由は簡単だ。
あんな明るいところで、全身を見せるほどプロポーションに自信がないのだ。
真衣子の声が、自然と弾む。
「初めてなの? でも、前の例の彼は、わりと付き合い長かったよね。どこにも行かなかったの?」
「近場のデートはしたけど、旅行は一度もないんだ。だからユウジと行けるのは嬉しい」
テンションが上がりすぎて、思わず素直にそう漏らしてしまう。
ユウジは、真衣子のその顔を見て、ニコッと笑った。
「真衣子さん、ほんと可愛い。それにピアス、いつもつけてくれてるの? やっぱりすごく似合ってる」
ピアスを持ち歩いてて良かった。真衣子は、彼の嬉しそうな顔を見て改めてそう思う。
「うーん。行きたいところかぁ。温泉で真衣子さんと一緒にお風呂入りたいって言ったら、そうしてくれる?」
ユウジが少しいじわるそうに言う。
付き合って一年、体の関係も泊まりも許した真衣子が、唯一拒んでいるのが、一緒に入浴することだった。
理由は簡単だ。
あんな明るいところで、全身を見せるほどプロポーションに自信がないのだ。