「おはよー、日和~。」



予令が鳴っているのにも関わらず今普通に教室に入ってきたのは加藤杞歩(きほ)



私と同じクラスで彼女も吹奏楽部



クラリネットだったりする



「おはよ、杞歩。遅いね。いつもだけど。」



「まあまあ。いいじゃん、いいじゃん。」



へらっと笑いながら前の席に荷物をおろす杞歩



いまだ出席番号順の座席だったりする