時わもどって
2人は薄暗い廊下にいた、職員室でクラスの鍵を受け取り、教室に向かっていたのだ
「ついたぞ」
そう言うと龍夜が足をとめた

ガラガラガラッ
扉の開く音が廊下に響く
中に入ってテキストをとったあかりは安堵の表情をしていた。
それをみた龍夜の頬が赤く染まった
「さぁ、帰ろ?りゅうちゃん!」
あかりは龍夜の方を振り向き、微笑んだ
それをみた龍夜は、あかりを壁に押して

ドンッ
あかりの目に龍夜が間近で写っていた
当然ながらあかりには何が起こったのかわからない
少ししてどうなったのか整理できたあかりは顔を真っ赤にして逃げようとした
だけどもう遅かった、あかりの唇に暖かいくちの感触、体を包み込まれるように抱きしめられそれが離れると龍夜の口から

「あかり、俺あかりのことが好きだ、絶対幸せにする、だから俺についてこい」
あかりは、真っ赤な顔を縦に振った
「うん、私も、私もりゅうちゃんのことが好き、ついていく!」
その言葉を聞いた龍夜は力強くあかりを抱きしめた
そして見つめ合い時間も忘れるような深いキスをした
とても綺麗な月の光が2人を照らしていた。