最初は、些細なことだった。

誰も話してくれない、無視されるだけだった。

次は、上靴を隠される。

隠されない日は、上靴の中にガム、画びょうが入っていた。

毎日ビクビクしながら学校に行っていた。


苦しくて苦しくて…


なのに誰も分かってくれない。

担任に相談してみたリもした。


言われた言葉は、


『貴方が何かしたんじゃないの?』


言い放って担任はハイヒールをカツカツと音を立てながら足早に教室に入っていった。