清平は指で印を組み

「解。」とだけ唱えた。



結界は消え


自分の手を彼女の胸に



水鏡をつくったときと同じ様に



血を垂らした。




清「我が名は清平


我が血肉を対価として払う。


この者の肉体を支配し


我の元に馳せ参じたまえ。」




すると


胸に垂らした清平の血が反応。


血は「縛」の形を取り

胸に現れかと思うと、

すぐに何事も無かったかのように

消えていった。