それから1ヶ月が経ち

いつものように訪れた休日……

うーんおはよう〜

あ、起きたか愛胡。おはよう。

おはよう。

そういえば少しお腹出てないか?

嘘?と鏡を見る

確かに3ヶ月にしては少し出てるような……

明日検診だし。まぁいっか!

次の日病院で

……………………宇田さん?

はい。

あなた中学生だよね。

はい。

卒業は?

3月20です。

そっかー。

どうしたんですか?何か悪いところでも?

違うの違うの。ただ……

なんですか?

赤ちゃんが4人見えるのよね……

え。

四つ子ですね。。。

だから3ヶ月なのに少しお腹出てるんですか?

そうね。

卒業までバレずに行けますか?

そうねぇ。太ったって通せばギリギリ行けると思うわ。

そうですか。ありがとうございました。

家に帰り

すくすく育って欲しいけど少し遅く育って欲しいね。

そうだな。

それからさらに、1ヶ月

卒業練習が始まった。

ねぇ?あこ?

うん?最近太った?

ついに指摘された。

そうなの。実はさ最近食欲半端なくて
この間1週間肉ばかりたべちゃったんだぁ〜

えー。まじで?

もう卒業だし制服ピチピチでも構わないかなーってねw

えー。絶対これ以上太らないようにきおつけようよー?

そうだよねーいくらなんでも短期間に目立つくらい太ったらやばいよねー。

なんてはぐらかしていた。

それからさらに1ヶ月この1ヶ月は日に日に大きくなるお腹に恐怖を感じ初めの2週間以外行かなかった。

卒業まで後、1週間

この1ヶ月で私の思いとは裏腹に4人の子供達……いや実は前月の検診で一人隠れてて五つ子ですねっていわれた。
ということで5人の子供たちはすくすく成長した。

卒業の一週間前の休日

とりあえず明日学校行くね。

大丈夫かな。

わからない。

次の日久しぶりに朝まきの家に行った

あ!あこ!ってまた太った??

実はさー休んでた間不良グループにで入りしてて
メンバーとバイキングに何回も行っちゃってさー。

体重が5キロも増えちゃったー

えー。もう!あこ!あと少しなんだからちゃんとしなよ!

どんだけ心配したと思ってるの!?
やっと、来てくれたと思ったら不良と遊んでて太ってくるし。
あと1週間は、絶対来てよね!

わかった。心配かけてごめんねまき
しかたないなぁー。ゆるす!

ありがとー!まき大好き!

しかし、学校で噂にならないわけがない。

私は嘘の話をすべてはなし。

卒業前に不良と遊んで激太りしたって有名になった。

なんとか迎えた卒業式の日の朝

あこ。よく頑張ったな!

うん!和也が支えてくれたおかげ。

ピチピチの制服を着て卒業式にのぞんだ

なんとか終了し最後のお別れが終わり

みんなとサヨナラした。

職員室に行き、すべてを話した

すると。先生は「つらかったな。よく卒業までしてくれた。お疲れ様おめでとう」と言ってくれた。

まきとご飯を食べに行くことになり

めっちゃ食べるところを気が付かれないように見せなければいけない。

バイキングに行った。

わぁー美味しそうー

お皿に一気に食材をとる

すると

やっぱりあこ食べすぎだって

えへへぇ

あこやばすぎw

やばいよねーデブの原因w

すべてを話そうと心に決め明日の午後和也の家に招待した。

これ、今の家の住所。まきのいえから10分歩けばつくから来てね!

OK!

じゃあ、またあした!

まきが家に入る

歩いて帰る。

ただいまー

おっかえりー!

どうしたの?

もう散々だったー

バレた??

ちがうよーまきとご飯食べに行くことになってーまさかのバイキング。。。

めっちゃ食べるところを気が付かれないように見せなければいけないから無理して食べたー
それでねまきには、あしたちゃんとはなそうとおもう。

すると

そうしたほうがいいよ。
明日なんだ。
わかった!

次の日まきがチャイムを鳴らした

家に入るとまきは、何もしゃべらずリビングに来た

まき。
驚かないで聞いてね。

うん。

バックの中からポーチを出し5冊の母子手帳をまきの前に置いた。

まき。私が太った理由。

え。?ほんとに?

そう。

……なんでいってくれなかったのー?
うちが支えたのに!

まき。ありがとう

赤ちゃんが産まれたら見に来るからね!

うん!

私は3つ隣町の高校に通うからなかなか会えないけど
ちゃんと連絡ちょうだいね

了解!

そうしてまきは帰っていった。

まき。わかってくれたみたいだね。

あぁ。よかったな。

あとな。オレ働くから。

愛胡とお腹子供たちのためにちゃんとした父親になる。
あこ卒業おめでとう。
俺のせいで高校いけないけどごめん。。。

大丈夫ー!大好きな和也といられるんだもん!

ありがとな。あの時あこを助けてよかったよ。

そうだよ!和也が助けてくれてなかったら
私はここにいないんだから!

考えられねぇよな。俺達夫婦になったんだぜ。

これからもずっーーとよろしくね和也っ!

おう!