バッと声の聞こえた方向に目を向ける。



「ちょっと!!あんたねぇ!私の勝利のシナリオどーし、て……くれ、……」



………え?


勢いで向かっていったはいいものの、こいつ誰だ?


このなんにも悪気もない爽やかな笑顔の少年は何者?!?



「お主………何者じゃ?」



かなり怪訝そうにそう聞いた。