そのあと、どうやって帰ったかは覚えてない。

立ちすくんだ私に背を向けて、歩き出した恭君。手を伸ばすことも、声をかけることもできなかった。

涙がこぼれる。もう、私は一生恭君としゃべることができないのかな?

何がいけなかったの?

私がしつこく聞いたから?でも、それであんなに怒るなんてことは・・・・

何が原因かは、はっきりとは分からないけど、それがなんだろうともう・・・・

今度こそ、確実に終わったんだ。前みたいにいなくなったわけじゃないけれど。

いや、いるからこそ、もう夢すら抱けない。

今日で、もう終わらせなきゃいけないんだ。

あきらめよう。

今、二回目の恋をあきらめた。