・・・・仕方ないじゃん。好きな人傷つけたって思ったら、だれでも焦っちゃうもんでしょ。

すねてやろうかと思ったけど、私がすネタって可愛くないって思ったからやめておいた。

それに、恭君の笑ってた顔がカッコイイっていうより、ちょっと子供っぽくてかわいかったから、怒りも収まっちゃった。

・・・・って、何見てんだ私!変態みたいじゃん!

「まあ、それはいいとして、ノート。これ、うちのクラスだけに出された問題があって、来週小テストあるらしいから。成績はいるらしいし勉強しとけよ。」

あ、だから渡そうとしてくれたんだ。でも、よかった―。知らなかったら成績ヤバイとこだった。

「ありがと!ホント助かる。やっぱ優しいね、恭君!」

みんな休んでた時のことカバーしたり心配してくれたりしてくれて・・・・。

いい友達もったな。

・・・・中学の時とは大違いだ。

「別に。」

ツンデレも、多いのかな?二人も居るって・・・・。

「おれ、こんなガラなのに何やってんだ?ヤンキーみたいなやつがノートコピーして女子にあげるとか・・・・」

なんか、ぶつぶつ言ってるな。