恭君としては、姫菜乃ちゃんのほうが距離が近いだろうな。アメリカに行く前から知ってる仲のいい友達なんだし。

それに対して私は・・・・良くても、帰りを一緒する新しい友達って程度だな。

姫菜乃ちゃんが恭君のこと好きになったら私はかなわないだろう。

・・・・2回目もだめなのかな?好きなのをやめたほうが・・・・

って、頑張るって決めたじゃん!

そういえば、恭君の中にはまだ昔の私がいるみたいだから、それがもしも姫菜乃ちゃんと恋ににおちそうになった時にストッパーになってくれるはず!

でも、会うのはあきらめてるっぽいし、いつまでもつか・・・・。

ううん。あきらめたり暗くなるのはふられてからでいい!

でも、ふられる以前に告れるのかな?

・・・・なんか、弱気と強気を行ったり来たりしてるな。

でも

「真夏!大丈夫?ボーっとしてるけど。」

あ、もう姫菜乃ちゃんとの分かれ道か。

「じゃあ、二人ともバイバイ。」

姫菜乃ちゃんが手を振る。

「ばいばーい。じゃあ、姫菜乃ちゃん明日の朝ね。」

「じゃあな、姫菜乃。」

なんか、恭君が姫菜乃って言うとズキっとくる。

「いこーぜ、真夏。」