あ、新しい友達って感じかな?

でも、何で?

「うん。姫菜乃は中学一緒だったみたいで。言われて思い出したけど。」

「そっか。」

二人の間で会話が始まる。私は一人で思考モード。

姫菜乃か―。再会したばっかで名前呼び。すごいうち解けてるし。

私のことは覚えてなかったのに。

まあ、当時の私は腐ってたからな。

いいんだ。いいんだ。

必死に立ち直ろうとしたけど、無理っぽい。

なんか、矛盾感じるな。

昔の自分が嫌いなくせに、そのわたしを忘れられたら傷つくって。

ちらっと見ると、姫菜乃ちゃんは満面の笑みで恭君と話してる。・

・・・・いやな感じ。ぞわっとする。姫菜乃ちゃんと恭君が結ばれるんじゃないかと思ってしまう。

姫菜乃ちゃんは協力してくれるって言ったから、大丈夫・・・・って思いたいけどこの仲の良さ。