よかった―。姫菜乃ちゃんのノートのおかげで今日の授業苦労せずに済んだよー。

やっぱ、姫菜乃ちゃんてすごいな。

あ、姫菜乃ちゃん来た。

「真夏―。今日の授業大丈夫だった?」

一番に聞いてきた。

「そりゃもう。ノートのおかげで!」

「よかった。わかんないところあったらまた言ってね。」

神!

「ありがとー!」

姫菜乃ちゃんって、おねえちゃんみたいだな。お世話になりっぱなし(笑)

「真夏ー。」

あ、恭君。どうしたんだろう。

「これ、昨日のノート。」

え、嬉しい。でも、姫菜乃ちゃんに・・・・

でも、もらっとこう。

ありがとっていおうと思ったら、姫菜乃ちゃんさえぎられる。

「悪いね、恭。私がもう渡したよ。」

あー、それを言っちゃう?もう、恭君のノートのほしかったのに―。

あれ?今姫菜乃ちゃん恭って言った?

「あれ、恭君、姫菜乃ちゃんと知り合い?。」

姫菜乃ちゃんに聞くのも変だから、恭君に聞く。

恭君は、忘れてしまってるんじゃないの?