「姫菜乃ちゃ―ん。ごめん、おそくなった。」

ホントごめん。約束より10分遅れ。

「いいよ。てか、今日は大丈夫なの?」

ああ、遅れたのに心配を!ありがとー。

「うん、平気。ごめんね、心配かけて。」

「あ、これ、3組の昨日の授業分のノートのコピー。」

え?姫菜乃ちゃん1組なのになんで?

「うちのクラス、2時間分くらい早く進んでるから。それぞれの教科2時間前のやつ、コピーしてきた。」

「ありがと姫菜乃ちゃん!」

姫菜乃ちゃんは学年一位だから、そのノートもすごいんだよね。色々使えそー。

「やっぱ優しいね、姫菜乃ちゃん。神!」

「別に。優しいとか・・・・。気にしないで。」

ツンデレか。なんか、かわいい。

「ここ、難しいから教えとくね・・・・」