え?もしかして、覚えてないの?

私が、あんな心配しなくてもよかった?

えーーーーーーーーーーーーーーー。

とりあえず、事情説明しとく。

それに対して、姫菜乃ちゃんは・・・・。

「あー、それね。私、ぜーんぜん気にしてないよ。真夏らしいね。その心配症。」

と、笑って返してきた。

でも、よかった。

安心感でちょっといい気分になってると、姫菜乃ちゃんが慌てたように声をかけてきた。

「ね、ねえ真夏・・・。部活入部届け出す締め切り、今日だよね?どうする?」

あああああああああああああああ!思いっきり忘れてた。どうしよう。

「ひ、姫菜乃ちゃんは、どうしたい?」

「中学に経験生かして、卓球部?もしくは帰宅部?」

卓球かー。正直、運動部はねえ。うちの学校、あんま強くないっぽいし。

帰宅ってのも、びみょー。