side 恭

おれは、何をしていたんだろう。

あんなに長い時間があったのに。

似てるって思ったのに。

絶対あるわけないって決めつけて、気づくことができなかった。

そして、ふって、ふられて。

見事なまでに、すれ違った。

あの時、止めればよかった。

都合がよすぎるなんて、先に言ったのは俺だったけど。

確かにそうだけど、自分でも言ったわけだし。

でも、まだいえることはあったろ?

なんで、避けるようになったかも

・・・・そして、おれの思いも。

いろんなことが絡み合ってる。

その複雑さに、おれたちはこうなったんだろう。

もう、おそい。

おそいけど・・・・でも、伝えたいことがある。

明日、来てくれるといいけど・・・・。