side 姫菜乃
は――――。真夏も来たのか。
真夏は気まずそうな顔して目を合わせようとしない。
私だって気まずいんだよね。あのとき、あんな風に言ってしまったから、なんとなく一緒にいるのをやめた。
なんとなく?いや、違う。いらついたんだ。
私が勇気を振り絞って、本当はまだ好きなんだって言ったのに、全く取り合ってくれないから。
真夏はそんなこと知らないから仕方ないのかもしれないけど、もう耐えられなかった。
心が狭いなと自分でも思うけど。
一緒に学校行くのをやめたら、接点もなくなったから、話さなくなったし、気まずくなった。
真実子が連れてきてくれた時も、よそよそしかったし、もう戻れないのかな?
真夏とは違って、思いをダイレクトには出せないから言えないけど、真夏のことは好きだった。二人でずっといろんなことを乗り越えてきたんだし。
できれば戻りたいけど、むりだろうな。
私が恭のことが好きな限り、一緒にいるとお互いを傷つけあうだろうから。
は――――。真夏も来たのか。
真夏は気まずそうな顔して目を合わせようとしない。
私だって気まずいんだよね。あのとき、あんな風に言ってしまったから、なんとなく一緒にいるのをやめた。
なんとなく?いや、違う。いらついたんだ。
私が勇気を振り絞って、本当はまだ好きなんだって言ったのに、全く取り合ってくれないから。
真夏はそんなこと知らないから仕方ないのかもしれないけど、もう耐えられなかった。
心が狭いなと自分でも思うけど。
一緒に学校行くのをやめたら、接点もなくなったから、話さなくなったし、気まずくなった。
真実子が連れてきてくれた時も、よそよそしかったし、もう戻れないのかな?
真夏とは違って、思いをダイレクトには出せないから言えないけど、真夏のことは好きだった。二人でずっといろんなことを乗り越えてきたんだし。
できれば戻りたいけど、むりだろうな。
私が恭のことが好きな限り、一緒にいるとお互いを傷つけあうだろうから。