「そうだけど、明らかに終わってないから言ってんだよ。本当に終わらせたって断言できる?深ーく考えてみなよ。」

そんなこといわれても・・・・・

「終わってないって言うけどさあ、私が終わらせたっつってんだからいいでしょ。さっきも言ったけど、はっきり言って私の問題だから、姫菜乃ちゃんは関係ない。関わらないでくれる?」

「私がどんな思いで今まで過ごしてきたのか・・・・何も知らないくせに!」

姫菜乃ちゃんが急に声を荒げる。

な、何?

「ごめん、姫菜乃ちゃん・・・・言いすぎた。でも、もう恭君のことはあきらめたよ?」

ちょっと、言いすぎたな。マイルドに言わないといけなかった。

「あ。」

姫菜乃ちゃんがハッとしたように声をあげる。

「真夏、ごめん!私が変なこと言ってたね。気にしないで。ちょっと気分悪いみたい。だから、帰って休むことにする。明日も朝いつも通りで。じゃあね!あ、お金は自分の分払っとくから安心して!」

ばたっとドアを閉めて駆け出す姫菜乃ちゃん。

行っちゃった。最後、どうしたんだろ?変だったけど・・・・・

私も帰ろう。