side真夏

「真夏、ジュース取ってくるね。」

姫菜乃ちゃんが、ジュースを取りに出て行く。

フ―、何曲歌ったかな?さっきから、私ばっか歌ってるな。あとで姫菜乃ちゃんに・・・。

もう、ストレス発散状態だな。なんとなく、何かしていたいのもあるけど。

恭君のことが頭によぎる。

一緒に帰ったこと、電車で一緒にハプニングに会ったこと、恵那ちゃんに絡まれた時に助けてくれたこと。

なのに、何で?私の何がいけなかったの?

・・・・もやもやする。ああああああああああああああああああああ、もう!!!!!

姫菜乃ちゃんいないし、叫んじゃってもいいよね?

「わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、クソなんなんだよ、意味わかんない、何でこんなことになったの?」

一息に叫ぶ。カラオケだし、外には聞こえないでしょ。

て言うか、もやもやもしちゃいけないんじゃないの?

あきらめたんだし。なんでまだ考えてるの?何やってんの?

「わああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

またたまらなくなって叫んじゃった。

一人だからいいけど、姫菜乃ちゃんが帰ってきたら普通にしとかないと。