そして、昼休み、なぜかゆうとが
かなちゃんを連れてきた。
「転校生、かな。」
うん、知ってる。
「きゃー♡かわいいわね！遠くでみるよりかわいい！」
「かなちゃんね？仲間にならない？」
か「わぁー、かな、うれしぃ♡」
皆、賛成みたい。
でもあたし、ぶりっこ嫌いだな。
その日の放課後、
「おれがかなちゃんのせる！」
「いや、おれ！」
「あたしだよー。」
「いい、おれがのせるよ。」
そう言ったのはゆうとだった。
彼女しか乗せないって前いってたはずだったのに…
嘘だったのかな？
あたしのことは忘れたみたいに会話してる。
「……あ、ノノ。」
「（お前が乗せろよ)」
「（はぁ？イヤだよ、ぶりっこっぽいし)」
小声でいってるけど聞こえてるよ…
「あ、あたし、今日帰らないといけないんだ」
あたしは、ここにいるのは嫌で離れていった。
みんな、あたしに飽きたんだ。
人の心ってすぐれ変わる。
嫌だ。いたくない。
