駅の階段を降りていると、声をかけられた。

「夏樹〜!おはよ!」


「佳子!おはよう〜」


無事に友達もでき、高校でもやっていけてます。


勉強はそれなりに出来る方だったから、地元では良い方の高校に入学して。


運動もまあまあ出来る方だったから、小学校からやっているバレーも続けて。


友達もできて。


まあまあ、楽しいです。


でも!でも…


「3組のさ〜辻くん!超イケメンなのやばい〜」


「そうなの?何部?」


「バドミントン!腕まくりしてる時の腕の筋肉がさ〜もーやばい」


「あはは…」


佳子は、3組の辻…なんだっけ?辻なんとかくんに夢中。


「夏樹はっ?カッコ良いひととかいないの?」


その手の話好きだからなあ…


「ご、ごめんいないんだ…」


「なーんだつまんない…あっ、男バレとかは?隣のコートでしょっ?」


「うーん…ゴリラしかいないね(笑)」


「ひどい(笑)」


私ももう華のJK…彼氏の1人や2人、欲しいです。


別に福○蒼汰じゃなくても良いんだよ。


いや無理だけどさ。


私も…リア充したい…