「じゃ、そろそろ行くね…わざわざありがとな…」


頷くことしか出来ない私は小さな存在…


「懲りずにこの先も誕生日祝ってよ」


私の髪をくしゃくしゃにした彼は、振
り返ることなく楽屋を後に仕事へ向かっていった